おすすめ本③伊藤朱里『きみはだれかのどうでもいい人』

庄内通校 本の紹介

大英個別指導学院庄内通校の西森です。

慌ただしかった春期講習が今日で終了します!

一つでもなにか新学期の助けになるような知識を身に着けてもらうことに一心に取り組んできました。

成果が次のテストで出ることを期待しています!

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今回は本の紹介です。

伊藤朱里さん『きみはだれかのどうでもいい人』という本です。

なんだかさみしい題名ですが、強く感銘を受けた著作ですので紹介をします。

なお、この記事はずいぶん前に書いたので、きれいに見出しが分かれていません。ご了承ください。

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県税事務所で働く4人が章別に焦点を当てられていく構成になっています。

ストーリーの中で一貫しているのは、

タイトルにあるような『きみはだれかのどうでもいい人』という強いメッセージです。

 

これを聞くとなんだかさみしいというか、

何とも言えない気分になります。

しかしそれはどこかで私たちが、

「みんなが仲良しでいなくてはいけない」

と半ば強迫観念的に思っていることが原因なのかもしれません。

 

また「自分がどうでもいい人」になってしまうことへの恐れもあるかもしれません。

特に小中高に通っている人は、そんな風に思っているのかもしれません。

 

そしてその感覚通り、この作品は

「自分が誰かのどうでもいい人であることは厳然たる事実である」

ということを否応なく突き付けてきます。

 

さらに「誰かをどうでもいい人である」と思うことも、

苦しいことも多いことも伝えてくれています。

 

最後まで読んでも、勧善懲悪的な爽快感はありません。

むしろ読んでいて、苦しくなることも多いです。

ただこの作品が4人のキャラクターごとに章立てされていることは、

どうでもいいと思っているあの人や、自分に無関係であるとおもっているあの人にも、

いろいろな背景があるという現実(これを多くの人は見て見ぬふりをしている)を眼前に描き出しています。

 

こんなに暗いトーンのお話なのに、読むことをお勧めできるのは、

読者という4人とは無関係にある立場からも共感できるという自分を発見できるからです。

誰しも大切にできる人の数には限界がありますが

それでも誰かに共感できる自分を見つけることは、なにか希望を持てるような気がします。

 

かなり暗い?話でしたが、ぜひぜひ読んでみてください。

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